収穫した後の種生姜は食べられるの?

生姜を収穫すると。。。

こんな感じで掘り起こす事ができます。
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白い房の下についている茶色い生姜
これが半年前に植えた「種生姜」なのですが、
「種生姜」=「親生姜」なんです。

「種生姜」「親生姜」どう違うの?

一般的に言われているのは、「種生姜」=「親生姜」なんですが
○種生姜は、植える時の種になる生姜
○親生姜は、収穫後の種生姜の役割を終えた生姜のこと
だと、私は認識しています。

「親生姜」って食べれる?美味しい?

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種生姜は通常の生姜と同じなので、味は想像できると思いますが、
「親生姜」はといいますと
普通の生姜よりも、ちょっとだけ辛味が増しているような気もします。
切ってみるとこんな感じ。
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普通の生姜と同じです。
辛味が増す理由としては、おそらく貯蔵期間が通常よりも長いからだと思われます。

「親生姜」は買うことができるの?

収穫後の生姜の約1割が「親生姜」になると思うのですが
親生姜がスーパーに並ぶことはほとんどなく、
おそらく加工品に回されているのではないかと思います。
また、「親生姜を次の年の種にする」なんて話を聞いたこともないので
生姜を育てた事のある人以外「親生姜」を目にする事はあまりないでしょう
そういった意味では。とても希少価値の高い生姜なのかもしれませんね。

ジャガイモは種芋が縮むよね

そうなんです。その他の種芋の多くは縮むのに、
生姜の種芋はそのまま原型を留めて収穫できるんです。
だから、生姜は「親孝行」って言われています。
親の養分を吸い上げることなく、子供が育つって意味ですね。
だから、母の日、父の日なんかのプレゼントにぴったりなんです。

1年物が親生姜

でも、生姜ってそう考えると不思議ですよね。
だって、親の養分を吸い尽くすことなく、どうやって大きくなってるんでしょう。
さらに言うと、一般的な家庭では生姜の保存が難しいと言われていますが
親生姜は地表に一旦出てきて1年後にまた収穫されるわけですから
1年ものの生姜ということになりますよね。
日本では自生しているしょうがも発見されていないことから、
まだまだ謎が多い植物なんです。

親生姜のまとめ

不思議な生態系故に、まだまだ謎の多い生姜。
更に、エリアや人によって、呼び名の統一がされていないものだから
「親生姜」と言わずに、そのまま「種生姜」といったりもします。
新生姜と普通の根生姜の定義も人によってまちまちなので
「親生姜」的なものがあるんだというくらいの認識が一番いいと思います。