生姜の連作(連作障害)に関して

生姜は連作に不向き?

ネットなどで検索すると「生姜は連作に不向き」などと書かれている事が多いのですが、いろんな生姜農家さんとお話をした、個人の感想を書かせて頂きます。
あくまで個人の意見ですし、生姜に関してはまだまだ解明されていない部分もありますので、自己判断でお願いいたします。

連作すると何が起こる?連作障害

生姜などの野菜を毎年同じ場所に植えると連作障害が起こります。
連作障害とは、連作する事によって、野菜に害を及ぼす
病原菌や有害線虫が増えたり、土壌の養分が不足したりして
収穫量が落ちる事を言います。

生姜の病気って?

生姜の連作生姜は、下記の様なものがあります。
根底腐敗病・・・生姜が地中で腐ってしまう病気。
        収穫時に生姜が溶けていたりします。
シラフシ病・・・葉っぱに白い斑点がついてしまう。
        葉っぱからの養分が行き届きにくく収穫量が減ります。
線虫被害・・・・生姜の中身に小さな穴が開く
        食べる分には問題ありませんが、
        出荷出来ないものも出てきます。

連作障害の対策

連作生姜を最小限にする為に「輪作」「天地返し」「消毒」
などの方法があります。
【輪作】
畑を区画かして、栽培する野菜を毎年回転させる方法
【天地返し】
冬の休耕期に、表土と地表から30センチほどの土壌を入れ替え、空気を土中に侵入させ風化作用を強める。又は堆肥を充分に与える方法。
【消毒】
薬剤による消毒を想像される方も多いですが、地表にビニールを引いて、太陽光による消毒という有機農法もあります。

何年連作可能?

で、結局どれくらい連作が可能なの?という質問もありますが、
できる限り休めてあげるのが一番なのですが、農家さんによっては
2〜3年連作は可能なんじゃないですか?
という方もいらっしゃいます。
もちろん、土はそのエリアでコンディションが違いますので
ご自身でご判断いただく事が一番適正だと思います。