生姜の栽培(生姜の一年)

生姜の栽培

生姜の一年

皆さんは生姜どのように育つかご存知でしょうか?
新生姜と生姜の違いはなんでしょうか?
生姜を育てるとわかるコトばかりなのですが、
今日は写真を見ながら、ちょっとだけ解説させて頂きます。
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生姜は生姜からできます。

生姜の種は生姜なんです。
小さな粒の種でもなければ、苗でもありません。
皆さんが普段から食べている生姜です。
見てください。↓この白いところが生姜の芽です。
食べるコトも出切るんですよ。
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生姜は4月〜5月に植えます。

桜の開花後が植えどきなんていいます。
芽だしをする必要がありますか?なんて質問も多いですが、
個人的にはあんまりやりません。
初めての人はやっても良いのではないでしょうか。
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生姜はプランターでも育ちます

生姜はプランターでも育てるコトができます。
土は野菜用の土で大丈夫です。出来るだけ水はけの良い場所で育ててください。
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6月ごろ芽が出てきます。

ネットなどを見ると「50日前後で芽が出ます」とありますが
浅く植えたり、気温が高かったりすると早く出ます。
芽が出るスピードは積算温度です。気温が高ければ早く成長します。
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まず、一本目がにょににょき

最初に一本だけぐーーーんと伸びます。
毎日お水はやってもいいですが
与えすぎると水太りする可能性もあるので注意です。
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芽は伸びてるけど。。。

芽が伸びていますが、まだまだ生姜は小さいです。
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生姜は根菜だといいますが

根っこはここ。わかります?
ここが根っこで、根毛になるんです。
種となる根っこには根毛はないので、給水機関でもない
根っこでもないんです。じゃ〜いったいなんなんでしょうね?
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1本目の次は2本目3本目

最初の一本目の茎を「1次茎」といいます。
その後横に広がり、2次茎、3次茎と広がり
その下にヒトコブづつ生姜は生えていきます。
つまり、茎が多いほど大きな生姜なんですね。
生姜の生え方

夏は生姜はこんな感じ

夏の生姜は3次茎や4次茎が生え出したころ。
新生姜の時期は初夏と思っている人がいるけど、
実は初夏の新生姜はハウス栽培のものがほとんどなんだ。
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夏に収穫してもこんな感じ

ね?ちいさいでしょ?
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11月の霜が降りる前が収穫時期

実際の畑はこんなかんじ。
生姜の葉っぱがたわわでしょ?
この生姜の葉っぱが扇状になったら収穫時期だって言われてる。
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収穫するとこんな感じ

引き抜くと生姜の香りがするよ。
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大きいものは数キロもある

ちなみにプランターで育てたものの中で一番大きかったのがこれ
1.2kgでした。
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植えた種も収穫出来る。

植えた種生姜も収穫できるし、食べるコトもできる。
あんまり量が少ないので流通することが少なく
加工用に回されることが多いので、是非食べ比べてみてください。
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収穫したてが新生姜

収穫したてが新生姜なので、新生姜の本当の旬は秋だということになります。
夏の新生姜の方が白っぽいのは、土の中で茶色く色づいていくからです。
ちなみに、タイなどでは霜がおりないので、年を超えて2月に収穫します。
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それを寝かせると根生姜に

収穫した生姜を泥付きのまま、横穴などに保存します。
保存の仕方は農家さんごとに違っていて、ビニールにいれたり
むき出しのまま保存したり、大きな冷房付きの倉庫に保管したりします。
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新生姜から根生姜

そしてそれを種にします。

保管した根生姜から種生姜を選出し、また春になったら植えます。
これが生姜の一年です。
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 お し ま い

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