シナモンとは?作り方は?

シナモンとは

シナモンとは(英:Cinnamon、学名:Cinnamomum verum、シノニムCinnamomum zeylanicum)熱帯に生育するクスノキ科の常緑樹の名、またその樹皮から作られる香辛料の名です。
コーヒーを飲む時にかき混ぜたり、焼き菓子やアイスクリームなどの香り付けに利用されることの多いスパイス。
日本ではシナモンの流通量が少なかった時にニッキを代用したことから、シナモン=ニッキと思い違いをしている人が多いようですが、ちょっと違います。

シナモンとニッキは違うの?

ニッキとは肉桂(ニクケイ)がなまったものと言われています。
界:植物界 Plantae
門:被子植物門 Magnoliophyta
綱:双子葉植物綱 Magnoliopsida
目:クスノキ目 Laureales
科:クスノキ科 Laureaceae
属:ニッケイ属 Cinnamomum
と、ここまで一緒なのですが、
シナモンは種がC. zeylanicum、
ニッケイは種が C. sieboldiiと
違いますので、全く同じ物ではないですが、近い種ではあります。
ニッキは京都の八つ橋などにも使われているので、
日本人には馴染みの深いものかもしれません。
で、こちらがニッキです。
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シナモンの作り方は?

シナモンと呼ばれる木は沢山あるみたいなのですが
基本的には作り方は一緒で、シナモンの幹の部分の皮を剥いで乾燥させて作ります。
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棒状になっているものが乾燥させたもので、
それを粉砕したものがパウダーです。

シナモンの種類は主に3種類

スパイスで単に「シナモン」というとウェルム種(いわゆるセイロンシナモン)を指すのが一般的ですが、
その他にも「カシア種」と「シーボルディー」があります。
シーボルディーがいわゆるニッキ(肉桂)
セイロンシナモンの方が一般的に上品な香りがして高級とされていますが、
あまりシナモンに慣れ浸しんでいない人であればそこまで違いはわからないと思います。
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   セイロンシナモン          カシア

シナモンはどうやって日本へ?

日本には乾燥されたものが8世紀頃に入ってきたのがはじめとされ、正倉院にも保存されているそうです。生きた樹木として入ってきたのは享保年間(1716~36)とされますが、このとき入ってきたのは近縁のシーボルディー種だと思われます。

まとめ

シナモンの事をいろいろ調べてみたのですが、やっぱりその他のスパイス同様なんだか情報が少ないように感じました。
特に、生産現場の情報がかなり少ないですし、日本でも生息しているらしいのですが、いったいどこにあるのかもわかりません。
ということで、GINGER FACTORYでは、ニッキを購入して育てることにしました。
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鹿児島から取り寄せたニッキですが、ネットには乾燥しなくても香りがすると書いてあるのですが、
香りがしません。ローリエの時と同じ状態なんでしょうか。
とりあえず、今後の成長が楽しみです。