生姜の磨り下ろし方・切り方
最近「生姜」の質問を頂く様になったのですが、
本日はその中でも質問の多い
「生姜の磨り下ろし方・切り方」についてです。
生姜をよく見てみよう
皆さんは生姜を磨り下ろしている時に
繊維が気になったことは無いでしょうか?
当たり前の事ですが、生姜には繊維があります。
一見無作為に見える繊維ですが、
その繊維にも実は規則性があるんです。
生姜の皮を良くご覧下さい。
表面に線があるのがわかりますか?
生姜の筋はこの線に垂直に伸びています。
こんな風にです。
↓
この表面の線に沿って包丁を入れると
繊維の断面が見えます。
生姜の断面を見比べてみると一目瞭然です。
平行に切った時は、繊維の断面の丸いポツポツが見えますよね。
ちなみに、「ガリ」という言葉は生姜を切る時に
「ガリ、ガリ」いうからという説があります。
筋に対して平行に包丁を入れると「ガリ、ガリ」いいますが、
垂直に入れると意外とスムーズに切れたりします。
生姜の切り方
繊維に逆らわずに切ると切りやすいのはわかりますよね。
生姜の千切りをする場合は、
最初に生姜の背中をそぎ落としときます。
すると、まな板に置いた時も転がりにくくなります。
そして、筋に逆らわない様に、
表面の線に垂直に包丁を入れていきます。
生姜のすりおろし方
生姜のすりおろし方も筋に逆らわない。
表面の線に垂直に摩り下ろすと筋に逆らわないので
摩り下ろしやすいかもしれません。
また、筋を取り除きたい時などは
長い筋のまま取り出せる確率も高くなるので
この方法が掃除もしやすいです。
まとめ
つまり、スムーズに切ったり、擦りおろしたい時は
「筋に対して垂直」に切ったり、磨り下ろしたりすると
すると結構簡単に出来ます。
「包丁の入れ方によって辛みが変わるんですか?」
という質問も頂いたのですが、
確かに包丁の入れ方にも多少違いはあると思いますが、
それよりも、生姜の部分によって辛みが違う様に感じます。
これは数値で立証している訳ではありませんが、
比較的皮に近い部分であったり、
包丁を入れた時に、若干堅く感じる部分などが
生姜の部分でも辛み成分が強い様な気がします。
もちろん調理法、食材との組み合わせによって
味はいくらでも変わりますので、
奥が深いものではありますけどね。
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