今ではすっかり定着したお寿司屋さんの「ガリ」
ちょっと前までの記憶を遡れば
お寿司屋さんでしか使われておらず、
どちらかと言うと専門用語の様に扱われていた様な気がしますが、
最近では回転寿しの普及のお陰か
「ガリ」は生姜の甘酢漬けの総称とも言われる存在になりましたね。
では、そもそも、ガリの名前の由来は何なんでしょう?
【ガリの名前の由来】
お寿司屋さんで出されるしょうがのこと。
噛んだときの音が「ガリガリ」、包丁を入れた時の音が「ガリガリ」という音からきています。
ご存知でしたか?
またガリにはは魚の生臭みを取ったりする口直しの役目のほかに、
殺菌作用の役目もあります。
お寿司屋さんにはうってつけの食材なんですね。
で、このガリ(生姜の甘酢漬け)なんですが
普通の生姜よりも、新生姜で作られる事が一般的ですね。
では、ガリ(生姜の甘酢漬け)と紅ショウガは何が違うのでしょうか?
答えという明確な物は実は無いんですが、
「ガリ(生姜の甘酢漬け)」と「紅ショウガ」では
作り方がちょっと違うだけなんです。
簡単に言うと、紅ショウガはガリをつけるお酢に梅酢を加えた物です。
しかし、皆さんがご存知の様な綺麗な赤色になる事はありませんので
そこへ食紅を加えて赤くします。
そもそもガリはピンクに染まっていますが、
あれは生姜に含まれるアントシアニンとお酢が科学反応を起こしたもので
自然な色味なんですね。
まだまだ奥の深い生姜ですが、是非皆さんも夏の間にしか作れない
生姜の甘酢漬けにチャレンジしてみてください♪