生姜の保存方法
GINGER FACTORYでは常々この「生姜の保存方法」に関して質問を頂きます。
たくさん頂く質問ですが、生姜の保存方法にはいろいろありますので、
今回ちょっとまとめてみることにしました。
最初に頭に入れて欲しい事は2つ
生姜は農家に保存してあり、一年中出荷可能です。
つまり、きちんと行えば一年間は保存できます。
それと、生姜の保存に一番適した環境は気温15℃で湿度が90%です。
この環境を作るのは非常に難しいので、季節によって保存方法を変える必要があります。
生姜の保存方法が難しいと思われる理由として、
この2つを知らないか、知っていても実行するのが難しいからだと思います。
とはいっても出来るだけ長い時間保存したいので
一番簡単な保存方法をお教えします。
一番簡単で効果的な保存方法は
「密封して室内に放置する」
です。
ただし、高温になりがちな7月〜9月を避けて下さい。
家庭でこの環境は作りづらいので、11月〜6月は室内で密封した容器に入れて
放置するのが一番持つと思います。
生姜のそれまでの保存状態が良ければ少なくとも1ヶ月は持つはずです。
環境があっていれば3〜4ヶ月もいけると思います。
仮に表面が乾燥したとしても、写真の様に中身は大丈夫です。
こんな風に↓中は潤っているはずです。
7月〜9月は、冷蔵庫の野菜室に
室内が30℃を越すような場合は冷蔵庫の野菜室に入れるのが
一番適温だと思います。冬の期間に室内が10℃以下になるエリアの場合は
冬の期間も野菜室に入れる事をお勧め致します。
ちなみに一般的な野菜室の温度は10℃とされています。ちょっと生姜には寒いですよね。
そもそも生姜の品質で保存期間が違う
この記事をご覧になったお客様から何度か頂いた言葉なのですが
「この通り保存したけど、やっぱり生姜が痛んだ」
という声をたまにお聞きします。
いろいろと検討した結果ですが、
どうやら世の中には「長持ちする生姜」と「すぐダメになる生姜」があるようです。
もし、いつも同じ場所で購入している
同じ生姜が長期保存出来ない場合は、
あきらめて他の生姜を購入された方が良いかもしれません。
美味しい生姜は畑が美しい
良い生姜は保存がききます。
良い生姜は必ず畑が美しいです。
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300円(税込)
いい生姜は長持ちする
これは2015年の11月と2016年の1月からワインセラーに入れている生姜ですが
半年後の2016年7月に確認しても、まだまだ使える状態でした。
もちろん、保存状況によっては悪くなってしまいますが
いい生姜は長持ちします。
生姜を冷凍して「生姜キューブ」に
生姜を摩り下ろして、
小さめの製氷ケースに入れます。
数時間冷凍庫の中で凍らせたら出来上がり。
紅茶やお料理にも簡単に使えて便利な生姜キューブです。
是非挑戦してみてください。
↓詳しい作り方はこちら。
水に漬ける
以前ブログでも紹介しましたが、水に漬けるのもの一つの方法です。
ただ、これは数日間瑞々しさを保つための方法で
4〜5日ほどで生姜が溶け出します。
水に溶けるとふやけて使い物ならないので、あまりお勧め出来ない方法ですが
2~3日で使い切るのであれば、常に瑞々しい生姜が使用可能です。
ワイングラスに入れるとちょっとおしゃれなオブジェみたいですね。
生姜農家さんの保存方法
一般的な生姜農家さんでは、山あいに防空壕の様な横穴があり、
10月11月に収穫した生姜をその中に保存します。
この横穴の中が生姜の保存一番適した環境
気温15℃で湿度が90%に設定されています。
夏になると、横穴の中の温度も上がってしまうので
保温庫の中に移動させます。
生姜農家でも家庭と同じ様に、夏場は保温庫なんです。
家庭での種生姜の保存方法
種生姜の保存方法ですが、
こちらも一般的な生姜の保存方法と基本的には同じです。
秋口に収穫して、泥つきのままビニール袋に入れて
発泡スチロールで保管します。
冬を越えなければいけないので、
できればリビングなどあまり寒くない室内での保管がお勧めです。
農家さんでも種生姜の越冬に関しては
数%くらい失敗するとも聞きます。
出来るだけ余裕を持って種生姜を保存しましょう。
更に詳しい種生姜の保存方法はこちら↓
ワインセラーで生姜を保存する
生姜の適温は赤ワインと同じです。
家庭用のワインセラーの中に大切に保管するのも一つの手です。
その他、料理に使った途中まで使った生姜なども
同じ様にラップなどに包んで涼しい時期であれば
そのまま部屋の中に放置で問題ないと思います。
加工する 乾燥生姜(生姜粉末)
しっかり乾燥して、密封、冷蔵庫などに保存すれば
乾燥生姜や生姜粉末も長持ちします。
作り方はこちらをご覧ください。
生姜酢を作って保存
加工する いろんな料理に
甘酢漬けや梅酢漬けなどは長期保存に最適です。
最近のオススメは生姜の味噌漬けです。
ちょっと手間はかかりますが、是非挑戦してみてください。